冬のこの時期、仕事が終わって家に帰ったらあったか〜いお風呂に入ってゆっくりしたいですよね。最近は世の中便利になっていて、上の様な給湯パネルを使って自動でお風呂にお湯を入れている方が多いのではないでしょうか?
でもこの給湯パネル、いざお風呂に入ると設定した温度より思ったよりぬるいなーなんて思うことはないでしょうか?今の家に引っ越してきてからこんなことをずっと感じていたのですが、それも今日で終わり。
今回は、給湯器の最適な設定温度を調べてみました。
予想
おそらく給湯パネルの設定温度は、給湯された瞬間のお湯の温度のことを言っていて、お風呂にお湯が満たされる間の時間で若干冷めてしまっているのだろうと筆者は予想します。
人が感じるお湯の温度は個人差もあると思いますがおおよそ、
〜39℃:ぬるい、39〜41℃:温かい(適温)、41℃〜:熱い
となっている様*1です。
これを見てわかる様に適温の温度幅はかなり小さく、これを外してしまうとぬるかったり、熱かったとせっかくのリラックスタイムが台無しです。
この給湯パネルを使い始めた頃は40℃で設定してお湯を入れていたのですが、いざお風呂に入るといつもちょっとぬるいなと感じていました。おそらく39℃未満になってしまっているのでしょう。そこから徐々に温度設定を上げてきた結果、42℃設定で給湯すると、あつ過ぎずぬる過ぎずちょうど良い温度になっていることが最近わかってきました。
従ってこれまでの経験から、42℃設定で入れれば、適温の40℃程度になっていると予想します
方法
給湯パネルの設定を42℃に設定してお風呂を入れ、給湯が終了した瞬間のお風呂の温度が風呂温度として最適な39~41℃の温度領域となっているかを確認する。
給湯器・温度計
リンナイ 製*2
給湯器としては一般的な家庭用のものである、リンナイ製のものを使います(というかこれしか選択の余地はありません笑)。我が家のアパートにデフォルトで取り付けられていたもので、お湯張りが終わると、有名なカノンの音楽が鳴って『〜🎶お風呂が沸きました』と知らせてくれるタイプのものです。同じ機種を使っている方の多いのではないでしょうか。
温度計については、料理をする時の油の温度などを測る、写真のようなタイプのデジタル温度計を使用します。
条件
今回の測定は、給湯中に水温が若干低下することを想定しているので、風呂場の温度が重要になります。我が家の風呂場には窓がない密閉型ではありますが本測定を行なったのが冬場の二月ということもあり、風呂場の温度は18.5℃という条件で実施しました。
結果
まず手始めに、給湯口から出てくるお湯の温度を直接測ってみました。この実験をやって初めて気づいたのですが給湯口のお湯は左右二股に分かれて出ていて、しかもそれぞれで温度が異なっていることがわかりました(ちょっと衝撃!)。写真の向きで左側の給湯口出口温は38.2℃、右側の出口温は44.3℃、平均で41.3℃と、設定温度の42℃よりは若干低い温度でした。
では、これがお風呂を満たした後の温度やいかに。
結果として、給湯直後の温度は41.0℃でした!
設定温度から−1℃と若干低い温度にはなっているものの、意外にもあまりずれは無いと言える結果でした。
ちなみに給湯が終わってから15分後に再測定をしてみると39.5℃になっていて0.5℃だけ温度が下がっていました。
まとめ
42℃設定で給湯すると、給湯終了直後には41℃になっていることがわかりました。
予想通りやはり設定温度よりは低いものの、その差は1℃と大きな違いはないようです。裏を返せばこんなほんの少しの違いでも、設定よりもお湯がぬるいと感じるということは人間の感覚がかなり敏感にできているのだと思います。
同じタイプの給湯器を使用している方は、冬場のこの時期では設定温度−1℃のお風呂になると思って給湯すれば丁度良いかと思います。
また夏場の時期では、実際に測定はしていませんが同じ設定温度でも冬場よりも熱く感じることが多く、我が家では設定温度を一度落として41℃でお湯を入れています。夏場で外気温が高いためにお湯の温度が下がりにくく、設定温度に近い給湯ができているのかもしれません。
ということで
えびかずきがオススメする設定温度は、冬場は42℃、夏場は41℃です!
この設定温度で快適なリラックスタイムをお過ごしください。