私は基本車で移動をすることが多いのですが、家の近くのコンビニやスーパーにちょっとした買い出しへ行く時にはママチャリを使っています。そのママチャリはライトを点灯させようとすると、モーターがワンワン鳴る昔ながらの人力発電式になっていて、豆電球を光らせるタイプのものになっています。
最近その豆電球が劣化で切れてしまいました。新たに豆電球を購入して交換をしたのですが、その作業中にふとこんなことをひらめきました。
豆電池で豆電球を光らせると、どのくらいの時間持続するのだろう、豆だけに(真顔)。
しょうもないこと言ってすみません笑。でもこれからそんなしょうもないことを実際に実践してみようと思います。
実験方法
中学校の理科の実験で豆電球って光らせませんでしたか?電気回路の仕組みを学ぶためのあの実験です。今回はその要領で、配線付きのソケットにはめ込んだ豆電球を豆電池に接続して、どれくらい光が持続するのかを調べてみようと思います。
ただ懸念点としては、こういった豆電池は体温計とか小型時計などに使われるもので、使用電力が非常に非常に極々小さいものです。今回準備した白熱電球はある程度大きな電力消費となるはずですのでこんなちっちゃい豆電池ではちょっと難しいかもしれません。しょうもないダジャレから来た思いつきの実験は、果たして上手くいくのでしょうか?
購入品
今回は実験用のソケット付き1.5V豆電球(左下)とLR41-1.5V豆電球(右下)を購入して実験に使用することとしました。豆電球にはなんと”長持ち”とでかでかと記載されています。期待大!
実験セットアップ(豆電池:LR41-1.5V)
今回は下の写真のように、見やすいようにコルクボードに押しピンで豆電球と豆電池を固定して接続させて実験を行いました。
我ながら美しい実験セットアップです。笑
豆電池の結果
豆電池の配線を豆電球に接続してみたところ、、、、
弱い光がふわっっと数秒ほど輝いたあと、すうっと光は消えてしまいました。
そんな短時間の出来事であったため、豆電球が光っている写真すら撮ることが出来ませんでした。残念ながら豆電池は豆電球を光らせるには役不足だった様です。
やっぱり豆電池じゃあ弱すぎたか・・・
追加実験(コイン電池:CR2032-3V)
豆電池ではほんの数秒しか豆電球を光らせることができませんでしたが、こんな失敗のままでは終われません!
当初の目的からは逸れてしまいますが、今度は容量を少し大きくしてコイン電池で試してみることにしました。
使用品
今回は家にたまたま残っていた、Panasonic製CR2032-3Vを使ってみることにしました。さっきの豆電池の数倍はあろうかという大きさです。期待大!(?)
実験セットアップ(コイン電池CR2032)
下写真の通り豆電池の時と同じ様に、コルクボードに貼り付けて実験セットアップを組みました。写真には写っていませんが、豆電池が光る様子を何時間でも撮影できるように手前にはカメラもセットして準備を整えています!
さあどれだけ光ってもいいぞ!よし来い!!
コイン電池の結果
上図のセットアップで配線を接続してみたところ、、、、
弱い光がふわっっと数秒ほど輝いたあと、すうっと光は消えてしまいました。(笑)
豆電池の時とほとんど同じ結果です。
なんだよ、コイン電池でもだめじゃないか!
追加実験(単三電池)
もうこうなったら強行手段です。単三電池を使ってやろうではありませんか。
もはや目的を見失っている感が甚だしいですが、なんとしても豆電球を光らせたい!単三電池なら流石に長時間光らせることができるでしょう。今度こそ!
使用品
今回は単三電池としてFUJITSU製単三電池ALKALINE-1.5Vを使ってみることにします。これまた家に残っていた電池ですが、最近購入して新品の袋を破って出してきたものなのでまだ元気なはずです。そしてこれまでの豆電池やコイン電池に比べると電気容量は大幅に増加しているはず。期待大!
単三電池の結果
配線を接続して電池と豆電球を繋いでみると、、、、
煌々と豆電球が光って、輝きが持続します。さすが単三電池。
ではどれくらい持続するのかiphoneのタイムラプス機能で時計と一緒に撮影してみて、測定してみることにしました。
その結果、約五時間光が持続することがわかりました!
豆電池やコイン電池が数秒だったのに比べると格段に持続時間は向上しました。
そのときの様子はyoutubeで公開していますので、下の動画をご覧ください。
Youtube動画
エビカズキ 2019/2/10 34sec
単三電池で豆電球を何時間点灯させられるか?
まとめ
豆電池で豆電球を光らせることは出来ましたが、電気容量が小さすぎるせいか、数秒で光は消えてしまうことがわかりました。残念。
しかしながら一方、電気容量の大きな単三電池でこの実験を試してみると、格段に持続時間は向上して5時間も光が持続することがわかりました。もし中学生に電気回路の授業をする機会があれば、くれぐれもケチって豆電球を使うなんてことはしないで単三電池を使う様にしましょう笑(←そんな機会はないけど)
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